2017.04.17食生活

大豆たんぱく質が体に良い理由 ある「たんぱく質」の摂取が肥満予防の鍵!


大豆たんぱく質が体に良い理由ある「たんぱく質」の摂取が肥満予防の鍵!

豆腐や味噌など私たちの食卓に欠かせない大豆食品はヘルシーフードとして有名です。大豆には肉や卵に匹敵する良質なたんぱく質が豊富に含まれており、「畑の肉」とも呼ばれています。

これまでの研究で、大豆たんぱく質には血液中の脂質を減らす作用があることが判明していますが、その働きの細かい部分にはまだよくわかっていないところもあります。今回、この大豆たんぱく質の中でもある「たんぱく質」がコレステロールの低下や内臓脂肪を減らすのに重要な役割を果たしていることがわかりました。

「βコングリシニン」というたんぱく質に着目

研究者が着目したのは、大豆に豊富に含まれる「βコングリシニン」と呼ばれるたんぱく質。実はこのβコングリシニンは血液中の中性脂肪や内臓脂肪を減らす作用をもつことから、日本ではこれを含む食品が特定保健用食品として市販されています。今回の研究では、マウスを用いてこのβコングリシニンがどのように働いて中性脂肪や内臓脂肪を減らしているのかを調べました。

まず、マウスにβコングリシニンを混ぜた餌を9週間食べさせたところ、βコングリシニンを混ぜなかったマウスに比べて体重の増加が抑えられたほか、脂肪や肝臓の中の中性脂肪が減ることがわかりました。βコングリシニンを食べたマウスでは血糖値やインスリン値も改善していました。ここまでは予想通りの結果でした。

大豆たんぱく質が体に良い理由ある「たんぱく質」の摂取が肥満予防の鍵!

βコングリシニンを食べると脂肪が分解される

次に、研究者はβコングリシニンを食べさせた直後にマウスの体の中でどのような変化が起こっているのかを調べました。絶食させて空腹にさせたマウスにβコングリシニンを混ぜた餌を与えて6時間後の肝臓を詳細に調べたところ、「FGF21」という脂肪の分解を促す働きをするホルモンのような物質が急激に増えていることを突き止めたのです。

実は「FGF21」は絶食すると増え、物を食べると減ることが知られていました。しかし、βコングリシニンを食べると絶食したときよりも「FGF21」の量が増えていたことから、研究者は予想外の驚くべき結果だったとしています。

大豆たんぱく質のほかにも、大豆には「大豆レシチン」や女性ホルモンと同じような働きをする「大豆イソフラボン」などの健康に良い影響を与える成分が含まれています。値段も手頃で手軽に食べられる大豆食品。健康な人もお腹周りの脂肪が気になる人も大豆食品を普段の食事に意識して取り入れていくと良いかもしれません。

(HealthDay News 2016年7月4日)

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参考情報:大学プレスリリース
〈http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2016/20160623-1.html〉

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