2017.04.10アプリ活用術

街歩きの達人 泉麻人さんが体験!<歩いておトク 東京散歩> スカイツリーから向島、浅草へ


スマートフォン(SH-02J)のアプリ<歩いておトク>にトライしながら東京散歩を楽しもうと思う。いわゆる歩数計機能のアプリといっていいけれど、名所史跡を紹介するいくつかのツアーが設定されている。世界各国のコースが組まれているようだが、東京舞台のものに東京スカイツリーから浅草、上野の方へ行くツアーがあるのでコレをセットして、実際にスカイツリー周辺を散歩することにした。

アプリを起動して街歩きスタート

東京スカイツリーの押上駅側のバスターミナルから出発。2月初めのこの日は、強い北風に乗って山の方から飛んできた雪雲から時折ちらちら小雪が舞って、いやかなり寒い。ちなみにアプリのツアー画面には、進路まで細かく指定されるわけではないから、僕はまず向島の方へと足を向けることにした。

東武線の踏切を渡って、線路端をちょっとスカイツリーの方へ進んでから右の横道に入る。スマートフォンでマップを見ると、この道は途中から緩やかに湾曲していく古道と思(おぼ)しき筋で、ふと目に入った駐輪場の看板に“中之郷”というこの辺の旧地名を発見した。散歩していて、ちょっとした看板や住居表示に昔の地名を見つけると、思わず胸がときめく。僕が散歩中にけっこう目を向けるのが電柱の高い所に掲げられた電力会社の電線地区表示。ここには消えた町名や字(あざ)の名なんかがそのまま使われていて、地理好きにはおもしろい。水戸街道を越えた先の電柱に“須崎”という表示を見つけたが、昭和の30年代頃まで界隈(かいわい)を向島須崎町といったのだ。

駐輪場の看板に「中之郷」の地名

電柱に「須崎」の表示

通り過ぎた本所高校のあたりに“森鴎外住居跡”の表示を見掛けたけれど、その後も堀辰雄、吉川英治……次から次へと文豪住居跡の案内が現れる。この辺も田端や大森と並ぶ一大文士村だったのだ。

言問小学校横の通りの街並み

言問小学校の横をぬけて墨堤通りに突きあたった。向こう側に首都高の向島出入口、右手の脇から鳩の街通り商店街が口を開けている。鳩の街は、終戦後の歓楽街が源の懐かしい雰囲気漂う商店街だが、ここでそっちへ行ってしまうと一向に浅草に着かないので今回は歩かない。墨堤通りを下って、長命寺や弘福寺などの古寺が並ぶ見番(けんばん)通りに入る。疲れてきたので、その先の正に角に立つ喫茶店「カド」で一休み。昭和30年代初めに開業したフルーツパーラー調の古い店で、バナナやブドウなどの生ジュースがウマイ! カウンターの壁に並ぶ女性画やクラシックな扇風機が独特なムードを醸し出している。

角に立つ喫茶店「カド」

通りの名前になっている「見番」

この隣は向島芸者の見番。料亭の家並みの向こうに聳(そび)えるスカイツリー――の景色もコントラストがあっておもしろい。三囲(みめぐり)神社、それから牛嶋神社の境内を通りぬけて、アサヒビールタワーの先の吾妻橋の橋詰めまでやってきた。スタートが午後4時過ぎだったので、もうそろそろ日は暮れて、対岸の浅草市街にネオンが灯(とも)っている。

歩いている途中、アプリでは「スカイツリー」を出発

さて、ここまでで歩数はすでに1万歩を超えている。アプリのツアーは浅草・雷門まで3000歩、ゴールの上野動物園まで6000歩だから、もうとっくに踏破してしまっている。今回、途中で再度このツアーをセットし、うまく歩数を合わせて雷門の所で雷門の画像をスマートフォンに出して記念写真を撮った。

ポイントを通過すると、プレゼントボックスが現れ、 dポイントが加算される

さて、歩き回ってたっぷりdポイントが貯まった。ローソン、マクドナルド……使える店がいくつかあるようだが、どこかこの辺の良さげな店も登録されているかもしれない。探してみよう…。

  • スマートフォン(SH-02J)のアプリ<歩いておトク>にトライしながら東京散歩を楽しもうと思う。いわゆる歩数計機能のアプリといっていいけれど、名所史跡を紹介するいくつかのツアーが設定されている。世界各国のコースが組まれているようだが、東京舞台のものに東京スカイツリーから浅草、上野の方へ行くツアーがあるのでコレをセットして、実際にスカイツリー周辺を散歩することにした。

    東京スカイツリーの押上駅側のバスターミナルから出発。2月初めのこの日は、強い北風に乗って山の方から飛んできた雪雲から時折ちらちら小雪が舞って、いやかなり寒い。ちなみにアプリのツアー画面には、進路まで細かく指定されるわけではないから、僕はまず向島の方へと足を向けることにした。

  • アプリを起動して街歩きスタート

  • 東武線の踏切を渡って、線路端をちょっとスカイツリーの方へ進んでから右の横道に入る。スマートフォンでマップを見ると、この道は途中から緩やかに湾曲していく古道と思(おぼ)しき筋で、ふと目に入った駐輪場の看板に“中之郷”というこの辺の旧地名を発見した。散歩していて、ちょっとした看板や住居表示に昔の地名を見つけると、思わず胸がときめく。僕が散歩中にけっこう目を向けるのが電柱の高い所に掲げられた電力会社の電線地区表示。ここには消えた町名や字(あざ)の名なんかがそのまま使われていて、地理好きにはおもしろい。水戸街道を越えた先の電柱に“須崎”という表示を見つけたが、昭和の30年代頃まで界隈(かいわい)を向島須崎町といったのだ。

    電柱に「須崎」の表示

  • 駐輪場の看板に「中之郷」の地名

  • 通り過ぎた本所高校のあたりに“森鴎外住居跡”の表示を見掛けたけれど、その後も堀辰雄、吉川英治……次から次へと文豪住居跡の案内が現れる。この辺も田端や大森と並ぶ一大文士村だったのだ。

  • 言問小学校横の通りの街並み

言問小学校の横をぬけて墨堤通りに突きあたった。向こう側に首都高の向島出入口、右手の脇から鳩の街通り商店街が口を開けている。鳩の街は、終戦後の歓楽街が源の懐かしい雰囲気漂う商店街だが、ここでそっちへ行ってしまうと一向に浅草に着かないので今回は歩かない。墨堤通りを下って、長命寺や弘福寺などの古寺が並ぶ見番(けんばん)通りに入る。疲れてきたので、その先の正に角に立つ喫茶店「カド」で一休み。昭和30年代初めに開業したフルーツパーラー調の古い店で、バナナやブドウなどの生ジュースがウマイ! カウンターの壁に並ぶ女性画やクラシックな扇風機が独特なムードを醸し出している。

  • 角に立つ喫茶店「カド」

  • 通りの名前になっている「見番」

  • この隣は向島芸者の見番。料亭の家並みの向こうに聳(そび)えるスカイツリー――の景色もコントラストがあっておもしろい。三囲(みめぐり)神社、それから牛嶋神社の境内を通りぬけて、アサヒビールタワーの先の吾妻橋の橋詰めまでやってきた。スタートが午後4時過ぎだったので、もうそろそろ日は暮れて、対岸の浅草市街にネオンが灯(とも)っている。

  • 歩いている途中、アプリでは「スカイツリー」を出発

  • さて、ここまでで歩数はすでに1万歩を超えている。アプリのツアーは浅草・雷門まで3000歩、ゴールの上野動物園まで6000歩だから、もうとっくに踏破してしまっている。今回、途中で再度このツアーをセットし、うまく歩数を合わせて雷門の所で雷門の画像をスマートフォンに出して記念写真を撮った。

  • ポイントを通過すると、プレゼントボックスが現れ、
    dポイントが加算される

さて、歩き回ってたっぷりdポイントが貯(た)まった。ローソン、マクドナルド……使える店がいくつかあるようだが、どこかこの辺の良さげな店も登録されているかもしれない。探してみよう…。

筆者:泉 麻人 / いずみ・あさと

泉 麻人 / いずみ・あさと

1956年、東京都新宿区生まれ。慶応義塾大学商学部卒業後、テレビ雑誌編集者を経て、コラムニストに。主な著作に、『東京いつもの喫茶店』(平凡社)、『大東京23区散歩』(講談社)、『80年代しりとりコラム』(ファミマ・ドット・コム)、『還暦シェアハウス』(中央公論新社)など。道を切り口に東京を歩いたエッセー「東京いい道、しぶい道」(中公新書ラクレ)が2017年4月に刊行。

企画・制作 読売新聞社

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